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春の風

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2017年 04月 02日

試行錯誤。。




試行錯誤。。_f0328998_19074962.jpg


にわかに信じがたいですが、今回、撮影したこの東山花灯路の写真ですが、すべて三脚なしで撮っています。

この花灯路の「竹の灯り」というのは、私自身、2014年に一度撮影していて、今回で二回目になります。

今年はというと、最初にアップした写真(3月13日)を見てもらうと分かるように、竹の数はたくさんあるのですが、
風が強かったこともあり、竹の中にあるロウソク?に火をつけても、すぐに消えてしまう状況でした。

結局火の付いた竹の数が少ない中で、レンズ300㎜の距離の被写体を探しながらの撮影でした。

と、ここまでいいわけのようなことを書いておりますが、
なかなか上手くというか、綺麗な絵が撮れません。

最初は三脚を立てて撮っていましたが、
ベストな撮影スポット(高さや角度をふくめた)が見つからない中、
時間ばかりが経っていきました。

それで結局、三脚を外して、自由なというか、無理な体勢でのスポットを探すことに決めました。

ところが、です。
やはり毎回、こうやって記事を書きながら、自己確認が必要であることを痛感しますが、
上手く撮れないのは、露出設定が出来ていないということに、途中で気がつきました。


試行錯誤。。_f0328998_19235763.jpg
普通に撮ると、こういう写真しか撮れません。
しかもこれはシャッタースピードが、1/4秒。
数字だけみてもわかりませんが、シャッターを押した時の音が、ガッッッッシャンという音がします。
すぐにこりゃ~だめだとなるわけです。




ところが、です。

試行錯誤。。_f0328998_19244923.jpg
こういう写真を撮ると、なぜかシャッタースピードが速く(これで1/40)、
三脚なしでも大丈夫です。


そんなことを思いながら、
なるほど~、、画面が明るいとシャッタースピードが速くなるということは、
竹の口の部分の明るいところに露出を合わせれば(AEロック)いいのではないか、と、ようやく気がつきました。
(気がつくのが遅すぎます。。)





試行錯誤。。_f0328998_19325170.jpg

ちなみにこれは、私のDPPソフト(キヤノンの画像処理ソフト)を使っての画面の状態です。
こういう画面と、データを見ながら、自分の状態を確認しながら、これを書いています。


話を戻しますが、

この投稿の最初にある写真がよく分かると思いますが、
二本の竹の口部分にAEロックをします。

私は5DMark2なので、右の親指で、右から二番目にある*を押します。
そうして、ファインダーの下部に同じ*マークが付けば、ロックがかかったことを意味します。

ロックをかける時は、画面の中央部分の露出になるのだと思いますが、
最初は、竹を中央においてロックをかけます。
そして改めて構図をつくります。
一番目の写真であれば、竹の口が、画面の左上に来るように、画面をずらします。
そしてシャッターを押します。
露出は、竹の口の明るい部分で設定されているので、シャッタースピードは速く、周りの暗い部分は暗くなります。
(スピードが速い分だけ、取り込む光の量が少ないので暗くなりますよね~。)
私は親指AFにしているので、そのまま右の親指をさらに左にずらしてシャッターを切ります。


こうやってAEロックをかければ、三脚なしでも、それなりの写真が撮れることになります。

実はこの作業に、さらに前ボケの光の具合(光の量と角度)を調整するので、
結構、作業としては大変です。


試行錯誤。。_f0328998_19550679.jpg
こういう作業を繰り返しながら、
主役の位置や、ボケ具合を見ながら、いろんな形の絵を撮っていきます。



今回のこういう写真も綺麗でそれなりに良いと言えばいいのですが、
ただ光の部分だけが浮き出て、何の写真か分からないとも言えます。
つまり竹の輪郭をもうすこし出したいのです。

これは来年のためのメモですが、
今回投稿の一枚目の写真だと、
この状態から、もうすこし露出補正を+にすると、
竹の口の光がすこし白気味になりますが、
竹の輪郭がでるのではないかと思います。

今回の写真では、
暗い部分が完全に黒つぶれしてます。
もうすこし暗部を出さないといけない。

結局、最初に戻りますが、
やはり三脚を使わないと撮れません。
露出を+にするということは、それだけシャッタースピードが遅くなります。
三脚なしでは無理です。

あ~、三脚が使いこなせるようになりたい。

今年は光の付いた竹の数が少なかったのでしょうがない部分はありますが、
うーむ、なかなか難しい。

来年、頑張ります。。





注:手持ちでの、シャッタースピードと焦点距離については、基本は1/焦点距離でした。
そうすると、300㎜の場合、1/300秒となります。
ただ最近のカメラはISO感度が高くなっているので、今回投稿の三番目の写真の場合、3200になっているので、それなりに撮れるんですね。。

http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1409/05/news154.html















by kanakana3624 | 2017-04-02 20:33 | 夜景


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